学校行事

2025年03月19日

「挑戦~後悔しないために~」

3月11()に、本校講堂にて人権学習講演会を開催し、車いすテニスの川野将太選手(シーズアスリート所属)を講師にお招きしました。川野選手は、「挑戦~後悔しないために~」と題し、ご自身の経験を通して、生徒たちに多くのことを教えてくださいました。

絶望からの希望

川野選手は、17歳の時に交通事故で脊髄を損傷し、車いす生活を送ることになりました。事故直後は、将来に対して絶望しかなかったと言います。しかし、ご家族や友人、周囲の方々の懸命な支え、そして同じ境遇の方との出会いを通して、少しずつ希望を取り戻していったそうです。

車いすテニスとの出会い

リハビリの一環として始めた車いすテニスは、川野選手の人生を大きく変えました。最初は体を動かすつもりで始めた車いすテニスでしたが、次第にその魅力に引き込まれ、パラリンピック出場という大きな目標を掲げるようになりました。

夢への挑戦

パラリンピック出場への道のりは、決して平坦なものではありませんでした。度重なるケガや経済的な苦労、そして周囲からの心無い言葉。それでも川野選手は、諦めることなく挑戦し続けました。

シーズアスリートからの誘い

一時は夢を諦めかけた川野選手でしたが、シーズアスリートからの誘いを受け、再び夢に向かって歩み始めます。シーズアスリートに移籍してからは、競技に集中できる環境を得て、さらに力をつけていきました。

シーズアスリート(C's Athlete)のCはChallenger(挑戦者)のことであり、何事にも挑戦する者が集う居場所でありたいという思いから名付けられたそうです。

続けてきてよかったこと

川野選手は、講演の中で何度も「続けてきてよかった」と語っておられました。夢を追い続けることは、決して楽なことではありません。しかし、その過程で得られる経験や出会いは、何物にも代えがたいものです。そしてそれが大きな成長に繋がるとも語っておられました。

使命とメッセージ

川野選手は、自身の活動を通して、人に夢や希望を与えることがご自分の使命であると語ります。夢を持つことの大切さ、自信を持つこと、壁を超えるために必要なことなど、川野選手の言葉は、生徒たちの心に深く響きました。

生徒たちの声

講演会後、生徒たちからは「川野選手の生き方に感動した」「自分も夢に向かって頑張ろうと思った」「現状に満足せず、常に挑戦し続けたいと思った」など、多くの感想が寄せられました。

まとめ

川野将太選手の講演は、生徒たちに勇気と希望を与えてくれました。夢を持つこと、挑戦することの大切さを改めて教えていただきました。川野選手の今後の活躍を、心から応援しています。

本校に来校していただき、誠にありがとうございました。

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